Windows10でエクスプローラーが固まる（応答なし）時の対処法

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windows10のパソコンを使い続けていると、エクスプローラーが固まり「応答なし」となる問題が起きます。エクスプローラーが頻繁に固まる場合、システム上かディスクに問題があると考えられます。具体的に原因を挙げると複数あるため、さまざまな対処法を試してみましょう。

 本ページでは、Windows10でエクスプローラーが固まる、応答なしになる場合の対処法を紹介します。

Windows10でエクスプローラーが固まる（応答なし）原因

Windows10でエクスプローラーが固まる（応答なし）となる状況では、主に以下4つの原因が考えられます。

• 一時ファイルの蓄積
• エクスプローラーの履歴の蓄積
• ハードディスクの不具合
• システム上の不具合

よくある原因は一時ファイルやエクスプローラー履歴の蓄積です。蓄積された一時ファイルや履歴が負荷となり、エクスプローラーの不具合を招きます。PCを長く使い続けていると、ハードディスクやシステムに不具合が起きてエクスプローラーが固まる場合もあります。

Windows10でエクスプローラーが固まる（応答なし）時の対処法

先ほど挙げた原因を踏まえると、エクスプローラーが固まる場合に有効な対処法は以下の5つになります。

1. 一時ファイルの削除
2. ファイル履歴の削除
3. 隠しファイル、フォルダの非表示
4. ディスクのエラーをチェックする
5. sfcコマンドの活用

それぞれの対処法を詳しく解説します。

1)一時ファイルの削除

エクスプローラーが固まる原因として多いのは、一時ファイルの蓄積です。そのため、まずは一時ファイルを削除してみましょう。
一時ファイルを削除する際は、まず以下の手順を行います。

1. スタートボタンを右クリック
2. 「ファイル名を指定して実行」を左クリック
3. 表示されるウィンドウで「temp」と入力
4. 「OK」を左クリック
5. 表示されるアクセス許可のダイアログボックスで「続行」を左クリック（表示されない場合もあります）

すると、一時ファイルが保存されるTempフォルダが表示されます。Tempファイルに保存されている一時ファイルをすべて削除してください。

2)ファイル履歴の削除

エクスプローラーの履歴も固まる原因になるので、削除しておきましょう。
エクスプローラーの履歴を削除する場合、まず以下の手順を行います。

1. エクスプローラーを起動
2. ウィンドウ上部にある「ファイル」を左クリック
3. 「フォルダと検索のオプションの変更」を左クリック

フォルダオプションのウィンドウが表示されたら、以下の手順で履歴を削除してください。

1. 「全般」のタブを選択した状態にする
2. 「エクスプローラーの履歴を消去する」の項目にある「消去」を左クリック

3)隠しファイル、フォルダの非表示

エクスプローラー上で隠しファイルやフォルダが表示される設定にしていると、固まる原因になる可能性があります。選択肢の1つとして、隠しファイルやフォルダを非表示設定にする方法も入れておきましょう。以下の手順を行うと、隠しファイルやフォルダの表示を無効にできます。

1. エクスプローラーを開く
2. ウィンドウ上部で「表示」のタブを左クリック
3. 「隠しファイル」からチェックを外す

4)ディスクのエラーをチェックする

使用しているディスクに不具合が発生している可能性もあります。他の対処法を試してもエクスプローラーが固まるのであれば、ディスクのエラーチェックも試しましょう。 ディスクのエラーチェックを行う場合、まず以下の手順を行います。

1. エクスプローラーを開く
2. ウィンドウ左側で「PC」を左クリック
3. ウィンドウ右側で使用しているドライブを右クリック
4. 「プロパティ」を左クリック

プロパティのウィンドウが表示されたら、以下の手順でエラーチェックを開始できます。

1. 「ツール」のタブを左クリック
2. 「エラーチェック」の項目にある「チェック」を左クリック

エラーが検出されたら、画面の指示に沿って修復してください。

5)SFCコマンドの活用

これまで紹介したどの対処法を試しても問題が続く場合、システムに不具合が発生しているかもしれません。そのため、SFCコマンドを使ってシステムのエラーチェックと修復を行ってください。SFCコマンドは以下の4ステップだけで行えます。

1. スタートボタンを右クリック
2. 「Windows PowerShell」を左クリック
3. 表示されるウィンドウで、末尾に「sfc /scannow」と入力
4. 「Enter」キーを押す

エラーが検知された場合、自動で修復してくれます。

豆知識：Windows10パソコンから消えたデータを復元する方法

エクスプローラーが固まる原因の1つとしてシステム上の不具合を挙げましたが、これは予期せぬデータ削除が起きる要因でもあります。システム上の不具合でデータが消えた場合、ごみ箱には残らず標準機能では復元できません。

 システム上の不具合でデータが消えるトラブルは、「Recoverit」 を使うと解決できます。Recoveritは1000種類以上のファイル形式に対応しているので、消失したデータがどのような拡張子でも復元が可能です。復元の成功率は95％と高く、操作は3ステップだけと性能面も申し分ありません。

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以下は、「Recoverit」 で間違って消してしまったファイルやフォルダを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です！

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
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