USBメモリのクローン製作の必要性や方法について詳しく解説します。
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USBメモリのクローンの必要性について紹介する前に、まずはUsbメモリのクローンとコピーの違いについて解説します。
まずUSBメモリのコピーとは、多くの人がよく連想されるようなUSBメモリの複製と一緒で、USBメモリ内に入っているデータを丸ごと、USBから別のusb に コピーします。
しかしこのような普通のUsbメモリの複製では、Usbメモリ内の隠しパーテーションや特殊なフォーマット形式まで、再現は不可能です。USBメモリのクローンはこれらも再現しますし、データが書き込まれてない部分までusbから別のusbに再現します。
またどちらかと言うとUsbメモリのコピーは一つずつデータを複製しますが、USBメモリのクローンはもう一つ同じUSBメモリを作ると言った方がイメージ的には近いです。
当然普通にUSBメモリ内のデータをコピーするようにクローンは出来ませんので、このように疑問を感じる人もいると思います。その理由は普通にUSBメモリ内のデータをコピーしただけでは、バックアップ用として保存したデータが再現できない事があるからです。USBメモリのクローンは、前述の通り隠しパーテーションや特殊なフォーマット形式までコピーするので再現性に安定感が増します。
ちなみにSSDやHDDを丸ごと、USBメモリでクローンとして作る方法も存在します。
デュプリケーターとは、パソコンやusbメモリ内のデータをコピーやクローンするための装置です。普通にusbメモリ内のデータをコピーするのとは違って大幅な時間短縮が可能ですし、usbメモリのクローンも作れます。
パソコンに接続したりソフトのインストールも要らないと言う良さもあります。デュプリケーターによってもusbデュプリケーターがあり、数千円から数万円代かかります。
今度はソフトをダウンロードしてusbメモリでクローンを作る方法です。色んなソフトがありますが、今回は個人利用なら無料で使えるMiniTool ShadowMakerを紹介します。
「今すぐお試し」の文字を押してダウンロードします。するとダウンロードを求められますので、インストールまで作業を進めます。
起動後、英語表示になっているので、右上の三本線を押してからJapaneseを選び一度ソフトを終了してから、また起動すると日本語になります。
次に「バックアップを設定」ボタンをクリックします。左側の「ソース」を選択します。ちなみ次の選択肢の見方ですが、usbメモリのクローンなら「ディスクとパーティション」。usbメモリの複製なら「フォルダファイル」で覚えても良いと思います。
どちらかを選びバックアップを取りたいものを選択したら「OK」ボタンをクリック。
次にバックアップ先でusbメモリを選択。「今すぐバックアップ」ボタンをクリックして、「今すぐバックアップ操作を実行しますか?」と出たら「はい」を押すと開始します。
このようにusbにコピーやクローンと言ったバックアップを作ったとしても、それを紛失するなりする事もあると思います。
ですがWondershare提供の「Recoverit」があれば、失われたUSBメモリのデータの復旧が可能かもしれません。
やり方はWondershareのサイトから「Recoverit」をダウンロード及びインストール。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、USBデータ復元だけではなく、外付けHDDの復旧、やパソコンの復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長