ハードディスクを暗号化して安全性を高めよう

ハードディスクを暗号化してHDDの安全性を高くできます。セキュリティ対策を強化したい方のために、本稿では、Windows10のハードディスク暗号化についてご解説します。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: HDD復元・復旧

HDDの安全性を高くできる機能「ハードディスク暗号化」。ハードディスクの暗号化を使うと、保存データが盗まれる危険がなくなります。使用するには条件をクリアするか、ソフトを使う必要がありますが、セキュリティ対策を強化したい人は検討するといいでしょう。本ページでは、Windows10のハードディスク暗号化について解説します。

ハードディスク暗号化とは

Windows10のハードディスク暗号化とは、名前の通りHDDそのものを暗号化する機能です。ファイル暗号化という機能もありますが、目的が異なります。

ハードディスク暗号化はHDDを暗号化する

ハードディスク暗号化はHDDの安全性を高めたいなら使いたい機能といえます。例えば、もしパソコンが盗まれると、第三者がその端末から機密性のあるデータを見られてしまいます。パソコンが盗まれなかったとしても、インターネットの接続中に不正アクセスを受けて保存データが盗まれる危険があります。しかし、あらかじめハードディスク暗号化をやっておくと、パソコンの盗難や不正アクセスなどによって保存データが盗まれる危険がありません。ハードディスク暗号化を行うとパスワード入力、顔や指紋認証をクリアしないとデータの読み書きができなくなるからです。

ファイル暗号化との違い

Windows10にはファイル暗号化の機能がありますが、ハードディスク暗号化とは目的が異なります。
ファイル暗号化とは、フォルダやファイル単位でデータを暗号化する機能です。こちらも便利な機能ですが、ファイルごとに暗号化の設定が必要なので管理に手間がかかります。
ハードディスク暗号化は使用しているHDDそのものを暗号化するので、データごとに暗号化をかけたり解除する必要がありません。

ハードディスク暗号化がおすすめな人

HDDに仕事の機密情報を保存している人、あまり見られたくないデータを入れている人はハードディスク暗号化を検討するといいでしょう。
またノートパソコンや外付けHDDといった持ち運びやすいデバイスを利用している場合も、盗難に備えてハードディスク暗号化をしておくことがおすすめです。

ハードディスクを暗号化する方法

Windows10では以下の方法でハードディスクの暗号化が行えます。 

それぞれの方法について詳しく解説します。

1)BitLockerの利用

Windows10では一定の条件を満たすと「BitLocker」というソフトを使ってハードディスク暗号化が可能になります。
BitLockerはWindows10 Proで利用できるハードディスク暗号化ソフトです。
BitLockerでハードディスク暗号化を行う手順は以下の通りです。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
  3. 「コントロールパネル」を左クリック
  4. 表示されたウィンドウで「システムとセキュリティ」を左クリック
  5. 「BitLocker ドライブ暗号化」を左クリック
  6. 「BitLockerを有効にする」を左クリック
  7. 「回復キーのバックアップ方法をしてください」と表示されたら、任意でバックアップ方法を選ぶ
  8. 「次へ」を左クリック
  9. 「ドライブを暗号化する範囲の選択」の画面で、暗号化したい範囲を選び
  10. 使用したい暗号化モードを選ぶ
  11. 表示される画面で「BitLockerシステムチェックを実行する」にチェックを入れる
  12. 「続行」を左クリック
  13. パソコンを再起動

なお、Windows10 HomeではBitLockerは利用できないので、他の方法を検討しましょう。

2)導入ソフトの利用

Windows10 Pro以外のOSを利用している場合、サードパーティ製のハードディスク暗号化導入ソフトを検討してください。
ハードディスク暗号化が行えるソフトは複数販売されており、「ハードディスク暗号化 ソフト」と検索するだけでさまざまな種類が出てきます。
ソフトごとに操作性が違うので、自分にあったものを選ぶといいでしょう。

3)暗号化機能のあるHDDの利用

外付けHDDに重要なデータを保存している場合、暗号化機能が備わったHDDへの買い替えがおすすめです。HDDが暗号化機能に対応していれば、わざわざソフトを用意する必要がありません。
デスクトップパソコンでも可能であれば、暗号化機能のあるHDDに交換する方法はおすすめです。

ハードディスクから消えたデータを復元する方法

HDDには盗難や不正アクセスによるデータの盗聴のほかに、誤操作やシステムエラーによってファイルが消えるリスクもあります。HDDから消えたデータを取り戻すには、データ復元ソフトを使わなければいけません。
データ復元ソフトは多くの種類がありますが、おすすめは「Recoverit」です。Recoveritは15年以上データ復元技術を研究し続けるWondershareが手がけており、データ復元率は95%と高水準です。データ復元の操作は3ステップだけと簡単で、難しい操作を覚える必要はありません。

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以下は、「Recoverit」 でHDDから消してしまったファイルを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 HDDから消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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