Aug 11, 2022 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
パソコンはまれに不具合が出るときがあります。簡単な不具合であれば再起動すれば直りますが、それでも直らないときは重大な故障を起こしている可能性があります。その中で注意したいのが0xc0000034というエラーコードであり、この記事ではその原因と対処法を紹介します。
エラーコード0xc0000034とはWindows 7とWindows 8そして最新式のWindows 10で起きるエラーであり、画面上にリカバリーという画面が出て先に進めなくなります。この0xc0000034が出る原因としては、パソコンの記憶領域が不具合を起こすことで発生します。パソコンには、BCD領域と呼ばれる記憶領域が存在します。このBCD領域は様々な数式や文字が入力されており、この情報をパソコンが解読することでWindowsが起動するのです。しかし0xc0000034が出るときというのは、BCD領域にある情報が読み取れない状態になっているのでosのWindowsが作動しなくなっています。
このエラー0xc0000034が起きるときというのは、更新プログラム後におきることがあります。更新プログラムというのは、パソコンが外部から攻撃を受けても大丈夫なように定期的に新しいデータを書き換えて保護することです。更新プログラムを入れること自体は大事なことなのですが、送られた情報がまれにBCD領域に悪影響を及ぼすことで表示されます。
ただ更新プログラムに問題がなかった場合には、残念ながらパソコン内部が破損することでBCD領域自体が損傷を受けている可能性もあるのです。
0xc0000034のエラーコードが出た場合には、システム修復をすることになります。パソコンには不具合が出た時の対処するためのリカバリーページがあり、キーボードの専用ボタンを長押しするか画面が出た時に指示に従って入ります。リカバリーページに入ると、電源を切るという項目以外に、osの読み取りが出来るのか確認するための続行とデバイスの使用そしてトラブルシューティングの項目があるのです。
手順は以下の通りです。
ここでWindowsのインストールとして認識された合計数が1以上の数値が書かれている場合には、問題ない不具合としてパソコンが修復できたことを意味するのです。逆に数字が0と書かれている場合には、osが正常に動いていないことを意味します。0と書かれている場合には、前の画面に戻ってスタートアップツールを使うのが手っ取り早いです。
もしネットが使える端末が別にあるなら、先に言ったコマンドプロンプトでBCD領域削除と復元を行うことになります。その後再起動してみて、リカバリーページに入らずにosが起動できれば修復が出来ています。ただ本当に不具合がないか確認するために、Windowsの画面からコマンドプロンクトに入ってインストールとして認識された合計数が1以上の数値になっていれば大丈夫です。
エラーコード0xc0000034が出た状態で重度だった場合には、これまで残していたデータが消えている可能性があります。もし消えていた場合には、「Recoverit」といった専用のリカバリーソフトで修復するとよいです。Recoveritはワンダーシェアが販売している専用ソフトで、ホームページにアクセスし、ProとUltimateとUltimate Plusの3種類あるので希望のものを選びます。希望のソフトを選んだら、指定されている料金を支払ってダウンロードするのです。
そうしたら、エラーコード0x80073712で消えたデータを復元できます。パソコンの劣化によっては再び同じ状態になる可能性が高いので、すぐにデータを別の記録媒体に移し替えることが重要です。
エラーコード0xc0000034のようなエラーに見舞われたときには、無理をせずに再セットアップやスタートアップツールを起動して初期設定に戻します。データは画面上からは消えていますがHDDの中に残っているので、Recoveritにような復元ソフトを使って簡単に戻せるので安心してよいです。
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内野 博
編集長