上下にディスプレイがあり、下のパネルがタッチパネルになっている携帯ゲーム機DSの後継機、3DSをご存じでしょうか。
Switchが発売される前までは現役として活躍していた3DSですが、SDカードをしようすることで画像や動画を3DSとPCなどでデータのやりとりができたり、ダウンロードコンテンツをSDカードに保存することでカートリッジを持ち歩くことなくゲームをSDカードから読み込んで遊べる代物です。
様々なデータを書き込んだり読み込むSDカードはどのようなものが良いのか、おすすめを5つご紹介します。
DSの頃はSDカード挿入口はなく、SDカードを使うようになるのはDSの次のDSLiteの次のDSiという携帯ゲーム機からSDカードを使用できるようになりました。SDカードは現在、様々なデバイスに使用されていてどのような用途で使用するかで選ぶべき容量や反応速度などでSDカードを選んで買わなければなりません。
高性能のものに越したことはありませんが、値段はピンキリになります。
1)対応するのか確認する
SDカードは現在大きく分けてSDカードとmicroSDカードの2種類が多く使われています。3DSで使われるSDカードの大きさは普通のSDカードの大きさです。microSDでも使うことができ、使うためにはSDカードアダプターにmicroSDを入れて3DSに挿入します。
「New」がつくタイプの「New3DS」などには普通のSDカードは大きくて入らず、microSDのみが対応となっています。
2)ニーズに合わせる容量
3DSシリーズで使用できるSDカードの最大容量は32GBまでなのでそれ以上のものを使用しないように注意が必要です。
3)読み込み速度
SDカードには読み込み時の最低保証データ転送速度が「Class」として分かれていて、Class2からClass4、Class6に飛んでClass10の4種類があります。「Class○(○MB/sec)」となっているので、Classが大きくなればなるほど読み込みスピードは速く出せるようになります。
以上のことを踏まえて、どのようなSDカードを買えばいいのかが見えてきたように思います。数あるSDカードの中からおすすめのSDカードを5つ紹介してみますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。紹介するSDカードは3DSに対応しているものしか挙げていないので、自分の欲しい容量や読み込み速度を考慮したうえで買ってみましょう。
SDHCメモリーカード16GBというものが任天堂公式が純正品として出していましたが、今はその任天堂純正16GBは生産終了しているので、こちらのHORI製microSDカードが公式として売っている商品になります。
付属アダプターを付けることによってSDカードとして使用することができるものとなっています。
公式で発表されているものは上記のHORI製microSDカードしかありませんが、任天堂が動作確認を行った製品として「SanDisk Extreme PLUS」というものもあります。32GBのもので、使用はなんとClass10。それ以上のClassも実はありますが、3DSが対応しているClassは10までなので実質最速を出せるSDカードとなっています。
こちらは「New」がつく3DSなどには使えないSDカードなので注意が必要です。
こちらの商品は任天堂が動作確認をされたSDカードの中でもかなりの読み込み速度を誇るClass10のSDカードです。読み込み速度は90MB/秒にものぼるとされ、書き込み速度も速いものとなっています。国産メーカーなので安心ですが、やや割高。
書き込み速度と言えば2018年に発売された「Transcend SDHCカード TS32GSDHC10E」です。この前モデルの「S32GSDHC10E」での最大転送速度は30MB/秒だったのに対し、最新モデルの「TS32GSDHC10E」は95MB/秒とかなりのパワーアップがされたモデルとなっています。
任天堂が動作確認されたものとは異なりますが、速度重視の方にはおすすめです。
最後に紹介しますはエレコム開発のmicroSDHCカードです。Classはもちろん10で容量は32GBのものを。エレコム製なのでサポートも厚く、なんとこちらの商品は防水仕様となっています。3DS自体は防水ではありませんが、万が一の時でもデータが飛ぶことは防げる可能性が高いので安心してお使い頂けます。
SDカードは小さく、記憶媒体の中でも1位2位を争えるような小ささを誇ります。昨今ではそんなコンパクトさからスマホにも使われていたりと幅広く使われていますが、機械なので故障してしまったり、結露などで読み込みがされなくなったりする可能性もあります。
データが消えてしまった場合、おすすめしたいソフトがあります。「Recoverit」 というソフトで、PCにSDカードが認識されれば消えてしまった、誤って消してしまったデータも復元することが可能になります。復元率も95%と高いので、復元はまず「Recoverit」を使ってみることがおすすめです。
以下は、「Recoverit」 でSDカードのデータを復元する手順です。
「Recoverit」を起動する前に、外付けデバイスをパソコンに接続しましょう。カメラ、外付けHDD、USBメモリ、SDカードなどが認識可能です。ターゲットの場所として「外付けデバイス」を選択してください。
スキャンしたいSDカードをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。新バージョンではスキャンの時間を大幅に短縮するバージョンアップを行いました。また、スキャン結果はリアルタイムで表示されます。
sdカードのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいsdカードのファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でsdカードから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、sdカードの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
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内野 博
編集長