NTFSは、2TB以上の保存領域を持つことが可能な人気の高いファイルシステムです。使いやすい部分もありますが、ごく稀にパーティションが紛失することもあるので注意が必要です。紛失してしまった場合は、アルゴリズムを使ってデータを復元する必要があります。本来は専門知識が必要な作業ですが、wondershareの「Recoverit (Mac版)」があれば単純なステップでNTFSパーティションからデータを復元できます。
NTFSは、WindowsNT系で標準ファイルシステムとして使われていました。ドライブサイズが2TB以上の大容量で、最大16TBまでの大きさのファイルを管理することが可能です。ファイル名は最大255文字まで対応しており、圧縮や暗号化機能などの実装もあります。外付けデバイスの場合、Mac系のOSでも読み込み可能なので非常に人気の高いシステムです。非常に使いやすいシステムですが、扱い方によってはファイルが紛失することもあるので注意が必要です。といっても、NTFS形式のデバイスで紛失したデータはwondershare「Recoverit (Mac版)」で復元できます。
NTFS形式のハードディスクは、内部幾つかに分けて複数のデバイスとして使うことが可能です。このパーティションは、後から増やしたり各容量を変更することもできるので非常に便利です。ただし、ファイルが保存されている状態で容量を変更すると内部のデータが破損することがあるので注意して下さい。また、さらに分割したりパーティションで区切ることを行うことも同様にファイル破損の危険性があります。もし、パーティションの変更でファイルが破損してしまった時は、専用のデータ復元ソフトで紛失したデータを復元しましょう。難しい手間をかけずに、元の状態に戻すことが可能なので安心です。
NTFS形式のハードディスクで作成したパーティションは、操作ミスやウィルスの攻撃によって破損することもあります。ごく稀にですが、パーティションそのものが紛失することもあるので注意が必要です。また、何もしない状態でも論理構造が破損するとファイルが紛失することもあります。ウィルスの攻撃が原因だったとしても、元に戻したファイルは安全なので心配無用です。
パーティションは破損したり紛失した場合でも、見えない記録がハードディスク内部に残されています。この情報を元に、実は全てのファイルを元に戻すことが可能になっています。専門知識がある人なら、複雑なアルゴリズムで対応することも可能です。
Recoveritは、wondershareのホームページでいつでもダウンロードすることが出来ます。有料ですが無料のお試し版もあるので、不安な時は一度お試し版を使ってみるのも一つの手です。ダウンロードしたソフトをインストールすれば、すぐに使うことが出来るようになります。以下はRecoveritでNTFS形式のパーティションからデータを復元する方法を紹介します。
「Recoverit」を起動してから、削除したファイルの元場所を選択します。
今回はNTFS形式のパーティションからデータを復元したいので、「外付けデバイス」を選択して、「開始」をクリックします。
NTFS形式のパーティションから消えたデータの「スキャン」を行います。
NTFS形式のパーティションのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいSDカードのファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でNTFS形式のパーティションから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
大容量で便利なNTFSのハードディスクですが、パーティションを利用しているとごく稀にファイルを紛失することがあります。ただ、紛失したり破損したファイルはRecoveritで簡単に復元できるので心配ありません。パーティション全体を復元することも可能なので、慌てずに「Recoverit (Mac版)」を試すことをお勧めします。
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内野 博
編集長