macOS Catalina10.15はいつリリースする？新機能についての紹介

内野博

Aug 11, 2022 • カテゴリ: Macデータ復元

日本時間でいうと、2019年の6月4にWWDC2019が行われました。そこでmacOSの最新版であるCatalinaのリリースが発表されたのですが、その名前の由来は南西のカリフォルニア諸島の沖合から取られた名前です。バージョンでいえばmacOS10.15に当たるのですが、配信日はいつで今までとどのような点が違うのでしょうか。

WWDC2019

macOSCatalinaはいつ配信される？

Appleの公式サイト上では、WWDC2019の後で新OSの発表は今秋を予定していると記載されました。たいていの場合、新型のiPhoneやmacの発売に合わせることが多いので、配信日は9月あるいは10月頃と思われます。中には、いち早く新機能を試したいという方がいらっしゃるでしょう。実は開発者登録を済ませてさえいれば、ベータ版をダウンロードして試すことが可能です。すでにパブリックベータ版2は7月4日から配信が始まっています。しかしあくまでもベータ版であり正式版とは異なりますので、ダウンロードする方は不具合などのトラブルが起こる可能性が高いことを理解しておきましょう。

macOS　Catalina　2019

iTunesが廃止⁉どうやって使えばいい？

主な新機能では、今まで慣れ親しんできたiTunesが廃止されます。どう使えばいいのか不安になる方もいるかもしれませんが、代わりのアプリに置き換わるだけですので心配はいりません。 macOSでは今までiTunesを使用して音楽や動画、インストールやバックアップを行っていましたが、今後はAppleMusicなどのアプリに置き換わります。さらに、バックアップや同期などはiCloud上で行うことになります。同一のAppleIDがあれば今までの楽曲にアクセスできますし、取り込んだ楽曲も同じライブラリに追加されますので、必要以上に心配することはありません。

iPadとmacの互換性がよくなり便利に

2018年のWWDCの際、iOSアプリとmacの互換性を向上させる計画があると発表されていました。約1年かかりましたが、ついにmacOSのCatalinaによって実現されます。 CatalinaとiPadOSのデバイスを接続すれば、iPadをセカンドディスプレイとして利用できます。正式にはSidecarと呼ばれるのですが、接続により作業ペースが拡張され、iPadで別のアプリを起動させmacで作業するなど非常に便利です。スクリーンショットやPDFなどを移動させ、ApplePencilでメモ利用するなど活用可能なシーンが増えるので、両デバイスを所持していれば趣味や仕事にも活かしやすくなるでしょう。

AppleWatchを使えばセキュリティー解除もラクラク

AppleWatch-unblock

インストールやファイルロックの解除時に、何度もパスワードを入力するのが煩わしいと思う方もいるでしょう。しかしAppleWatchを所持していれば、サイドボタンを2度押すだけで承認やロック解除ができるので、面倒なパスワード入力が必要ありません。確かに、これまでもAppleWatchによる画面ロック解除の機能はありましたが、そのほかのパスワード入力も必要ないとなれば格段に作業効率が向上するでしょう。またシステム環境設定内でのロックだけでなく、ルートファイルの修正もAppleWatchのみで行えます。

機械学習により写真アプリの機能も向上‼ほかにも便利な機能が満載

写真のデータを見ていると、何枚も同じような写真が出てくることがある方も多いかもしれません。macOSCatalinaでは、機械学習の機能があるため同じ写真を自動で検知してくれます。ハイライト機能を搭載したことにより、同じ写真の中からベストショットのみを表示して、ほかの写真は非表示にします。ほかにもAppleIDアカウントの管理が簡単に行えるようになったり、音声コントロールなどのアクセシビリティ機能の向上、iPhoneを探すと友達を探すが一つのアプリになったりと便利に利用できる機能が満載です。

macOSのCatalinaには、これまでになかったiTunesの廃止やiPadとの互換性の向上など、さまざまな機能の改善が期待されています。所持しているデバイスが多い方は、上手に活用することでかなり便利になります。正式リリースはそう遠くはないはずですので、開発者登録をしていない方は楽しみにしておきましょう。